ストイコビッチのサッカー

ドラガン・ストイコビッチ（Dragan Stojković ）
ユーゴスラビア（現・セルビア共和国）ニシュ出身。
ニックネームは「Pixy（ピクシー）」。
Jリーグの名古屋グランパスエイトに約7年間在籍し、
2008年より名古屋グランパス監督に就任。

グランパスのサッカーは最も先端を行くサッカーであろう。
シンプルで攻撃的にワンタッチ・ツータッチのパス回しでボールポゼッションを高め、
サイドバックの積極的な攻撃参加によりサイドに数的優位を作り
敵陣深くまで切り込むサイド攻撃を繰り返す。
フラットな３ラインのシステムによるゾーンディフェンス等、
スペクタクルで攻撃的なサッカーを披露してくれる
ヴェンゲルのサッカーにも通じるものがあるが、攻撃的なサッカーは見ていて楽しい。
良くボールポゼッションを高めることに関してで賛否があるが、
私自身、ボールポゼッションを高め敵陣に押し迫るサッカーは素晴らしいと思う。
ボールポゼッションの高いチームはゲームを支配しているわけで、
ポゼッションしている時は絶対失点は無い。

VALIEのサッカーもポゼッションサッカーといって良いだろう。
最終ラインでもポゼッションを大切にし攻撃に繋げる。
勿論、リスクはある。
しかしリスクを恐れ、クリアー（逃げる）してしまうサッカー程つまらないものはない。
例え、それで失点に繋がったにしても、得るものの方が多いと思う。
よくジュニアのサッカーで"勝敗に拘らない"というが
これらのプレーを大切にするか否かの問題なのだろう。

話しは戻るが、ストイコビッチのサッカーも２年目となる。
益々熟成され磨きがかかると思うが、
このチームのサッカーを是非ご覧あれ！
サイドアタックの時のディフェンスのバランス、
サイドチャンジの時のフォワードの動き、
細かく見るとストイコビッチの緻密さが見えてくる。
サッカーは頭脳で行うスポーツだと、改めて感じる事と思う。
Ｊもいよいよ開幕したが、"我らVF甲府"　同様にグランパスのサッカーも見て欲しい。