先月の大会で、試合に負け泣いた子がいた。
今の時代の子供は、競争する機会が少なくましてや真剣に挑戦する機会など殆ど
皆無に近い。この少年は泣いた。頭からタオルを掛け目を真っ赤にして泣いた。
私は、ただ彼の肩を叩いただけだったが、その後、その少年は間違いなくサッカーが上手くなった
少なくとも今までと意識が向上した分ボールに触る機会が増えたのだろう。
学習塾と同じように時間から時間をグランドで過ごしていただけでは進歩がない。
勉強もその時間、頭を"フル回転"させれば短時間で理解し、記憶することが出来る。
サッカーの日頃の練習においても、絶えず集中しプレーを考えていれば、短時間で上達することが
出来ると思う。話は戻るが、泣いた少年は悔しさの反動で"自分に何が必要か"考えたのだと思う。
練習の時、少年は "今一良くない" と言う。
自分の求めているモノが明白にあるのだろう。
しかし、少年は間違いなく上手くなっている。スバらしいほど上手くなっている。
悔しくて、泣くほど悔しくて、考える選手は大きく成長する。
