基本技術

良く云う基本技術という言葉

プロ選手でも毎日行うトレーニングである。
ジュニア、ジュニアユースともなれば、その殆どがこのトレーニングとなる。
単調ではあるが、これが出来ないと全く先に進めない。

先日テレビを見ていて、スキーのＷ-CUPレーサーが不調に喘いでいた。
スキー競技の場合、マテリアルは重要なチェック項目ではあるが、
その選手が行った最初のトレーニングはやはり基本技術の確認であった。
渡辺一樹（日本を代表する往年のデモンストレーター）さんを訪ね、繰り返しフリースキー
の中でバランスをチェックしていた。基本中の基本のポジションチェックである。
彼女はそのトレーニングで復調していった。
どんな選手でも立ち止まり、振り返り、確認するのが基本技術。
ジュニア、ジュニアユースは、改めてこの技術の習得に時間と精力を注ぎ込む
必要があるのだろう。

VALIEでは今、ジュニアのトレーニングであるテーマを課している。
体を色々な部位を使ったリフティングである。
（足のイン、アウト、インステップ、両膝、胸、頭）
この全ての部位を使ってリフティングできなければいけないという目標である。

この課題が出来たら、サッカーが直ぐ上手くなるものでもない。
しかし、これが出来ると、出来ないとでは、
今後の技術の習得に大きな差が出るのは間違いない。
コーチとして楽しくサッカーをさせてあげたいのだが、
ハイレベルな楽しさを味わってもらう為には、ここは、是非乗り越えてもらいたい。
この年代、戦術で勝てるサッカーなど無い、
基本動作の繰り返しによりレベルの高いボールコントロール、
ボールフィーリングがある。その上で初めて正確なパスコントロールがある。
まずは、ボールが自由に扱えることが絶対条件である。
選手諸君がこの単調なトレーニングを飽きてしまうか、
上手くなりたいと思う気持ちが勝つかは本人次第。

新生ジュニアチーム選手の意気込みに期待したい！！