暗号みたいな数字の並び、一体なんでしょう？
サッカーのシステムです。
現在の攻撃的サッカーのスタンダードが「4-2-3-1 」
一方、スペインが採用した「4-1-4-1」
[4-3-3]、[4-4-2]の基本スタイルの全て応用だが、選手のポテンシャルが
生かされるシステムが存在するのも事実である。
現在、世界最強のスペインが「4-4-2」と「4-1-4-1」を使い分け、
ユーロで優勝、世界ランクNo.1を堅持している。
華麗で多彩な攻撃が魅力のスペインサッカーの真骨頂は、
テンポの良いパスワークが繰り広げるポゼッションサッカーである。
トップの選手だけでなく、華麗で多彩な得点シーンを相手に見せ付ける。
4人の中盤には、創造性に溢れた多彩な種類のパスでゴールを
演出できるタレントが控え、フォワードをあらゆる角度から分厚くサポートする。
前に急がず "3角形" でMF4人を並べた フォーメーション」は、
パスが繋がりポゼッションを高められるのが魅力。
この4人の創造者、「クア
シルバ・シャビ・イニ
クア
相手の陣形が崩れフォワードへのマークが薄くなることが多くなる。
急いで前線へパスを送りたくなるが、上記の過程を踏んでからの方がより
決定的なシュートチャンスと、MFが得点に絡むシーンが増え、
華麗で美しいゴールを演出できるようになる。
どうだろう、シュートシーンに注目しやすいが、
中盤を制することが、現代サッカーの必須条件である。
両サイドから切り崩さなければ、得点が出来ないほどDF、システム技術の向上がある。
中央突破で得点したシーンは、皆無に等しいのが現実であり、
ポゼッションサッカーで相手のスキとホコロビを見つけ出さ無ければ得点は望めない。
得点する事がいかに難しいか、お解かりであろう！
そのにポゼッションサッカー適した布陣が、
4-2-3-1
4-1-4-1
である。
因みに、ブラジル代表でも
黄金のカルテット
トニーニョ・セレーゾ、ファルカン、ソクラテス、ジーコと4人の創造者がいた。また、
ロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ、カカ、ロビーニョの5人から
攻撃的MFとFWあわせて4人を起用して、
これをQuarteto Magico（カルテット・マジコ＝魔法の4人組）と呼んでいた
日本でも「黄金のカルテット」がある。
稲本潤一、小野伸二、中村俊輔、中田英寿の4人。
ジーコ監督時代、日本を代表するこの四人のMFが同時にピッチに立つと、
創造的なサッカーを繰り広げ大きな注目を集めたのであった。
今の日本のサッカーが寂しく感じる。
