一歩を越える勇気
著者: 栗城史多
山岳本には、懐かしい思い出がある。
山岳本には、懐かしい思い出がある。
学生の頃、新田次郎や植村直己を読破した思い出がある。
久しぶりにこの手の本を読んでみた。
この本は、１９８２年生まれの小柄な２７歳の栗城氏がエベレスト単独・無酸素登頂を目指し、
ひたすら山と地上で奮闘する話です。
死と隣り合わせになることで、生を感じ、生きていることへの感謝の気持ちが出てくる。
死を覚悟することによって、
自分は何のために生きているのか何に命を果たすのかを考えるようになる。
お金もない。コネもない。あるのは夢だけ。 どうやって、彼が、夢に向かってきたのか。
一人の若者の夢が志の変わっていく軌跡、
当たり前の生活に感謝する境地がみずみずしく描かれているのです
誰もがそこから始まり、僕もそこからすべてが始まった。
夢を持っているだけで、自分も幸せを感じられるし、人を幸せにするし、
自分自身も元気になる。当たり前に思える日常の生活が、
いかに尊く、ありがたいことなのかを。
この本を読んで、夢を持って実現する姿に、すごい! と感じました。
自分も何か強い目標を持ち、生きてる実感を得たいと強く感じることができます。
大きいことはできないけれど、何かに挑戦することで、
誰かの一歩を越える勇気になれたら。
夢を持つこと、
今年の夢を持って、
一年間持ち続けたのなら、
きっと、そこから強い何かが生まれてくるのでしょう！
夢を持ち、何かに挑戦してみる気持ちをくれた、今までにない山岳本です。
2010年1月4日夜7時30分、NHK総合にて放送されました。
73分間の栗城さんのドキュメント「７サミット 極限への挑戦」が大反響！
再放送は1月9日（土）16：45～です。
