45対45
サッカーのピッチでこの人数でサッカーをしたらどうなるのだろう？
こう考えたことないですか？
サッカーのピッチサイズは、６８m×１０５m
フットサルのピッチサイズは、２０m×４０m
面積にすると、７１４０(m2) と ８００(m2) となり
サッカーはフットサルに比べ ９倍もの面積でプレーしていることになる。
つまり、
１１対１１のサッカー、５対５のフットサル なので
サッカーのピッチサイズでフットサルと同じ面積当たりの選手数でサッカーをすると
45対45の とてつもなく混雑した中でプレーする事になる。
不思議なもので、サッカーではあり得ない混雑状態であるはずが
フットサルでは、上手くスペースを作り、数的有利を作ったりと
45対45ではあり得ないゲームが出来るのである。
サッカーやフットサル では、"鳥かご" と呼ばれるトレーニング（遊び？）がある。
３対１ でも十分にボールが回る。
三角形が作れる状態だと自然とボールが上手く回るようになる。
４対１ になると、三角形が４つも作れてしまう、
さらにボールがよく回る状態となる。
フットサルのこの４人でボールを回す時、４つの三角形を意識することにより
先ほど触れた混雑状態を回避する事が出来、相手を惑わせ、崩すことが出来るのである。
フットサルの醍醐味はこの部分に集約されていると思う。
サッカーでは不可能な混雑状態で、４人というフィールドプレーヤーが
知恵を働かせ、相手を崩す！
そに絶対的に必要なもの、テクニックなのである。
三角形は、３人だと１個、４人だと４個 ・・・、１０人では？
サッカーではとてつもなく多くの三角形を作ることが出来る。
フットサルのアイデアをサッカーに取り入れると、面白いと思うのだが、
昨日、八王子でフットサルの大会に参加した。
八王子というエリアは、サッカーとフットサルを上手く組み合わせて
選手の育成を考えているように見えた。
どのチームもボールタッチ、コントロールを意識し、
闇雲にドリブルする選手や、闇雲にボールを蹴る選手はいない。
U-9,U-10の世代フットサルで技術や三角形の作り方を覚え
それをサッカーに取り入れ、活かす。
その積み重ねがやがて、このエリアから多くの選手がF東や東Vへと排出して行くのだろう？
逆に、私たちのエリアで、そう考える人が少ないことに少々寂しさを覚えた昨日でした。
