パスの本質

大きなテーマであるが、「パスの本質」について考えてみたい。
パスにも色々な種類があり、その状況に応じて使い分け、対応する必要がある。
いや！違うぞ！！
パスに種類など無い！
独断ではあるが、思うに今ボールを持っている選手がいて
その選手以上に「有利な選手」がいた場合、パスをする必要がある。
「有利な選手」とは相手選手から離れていたり、ゴールに結びつけられる選手であったり、
DF面から言うとより安全な選手を指す。
パスというのは自分よりも有利な選手にいかにしてボールを移動させるかが本質。
こう考えるとパスは難しくない。
全て自分との比較であり、もし自分が「有利な選手」ならばドリブル、シュートも選択できるだけだ。
代表チームでも単純に「より有利な選手」を作り出すために走りを意識したり
パスの高速化を図ったりするのである。
何よりも基本は、ボールを受ける以前に「有利な選手」と言う情報を視覚的にインプットしておくこと
そしていち早く「有利な選手」へパスが出せることが大切だと思う。
出来る限り例えばダイレクトであったり、２タッチであったり、スルーもあるだろう、そうより早くである、
より受ける選手有利なうちにパスを出してあげることが必要だ。
今、クラブワールドカップでマンチェスターユナイテッドのC・ロナウドのドリブルが注目されているが、
それは異次元の選手であり、彼等のプレーをゲームでマネは出来ない。
我々のサッカーは単純に、

良く見られること（有利な選手を探せること）
この為に繰り返しボールコントロールを繰り返し練習しているのであり、

いち早くパスが出せること
（ボールを受ける選手の有利な時間を長くする、ゴールへ早く移動する為）
この為に正しいインサイドキックを繰り返し練習しているのである。

いち早く有利な選手に自分がなること
（考えて動く）

この繰り返しが最も早く相手ゴールに近づくことであり、
ゴールへ結びつけられる最短コースだと思う。
ドリブルは決して早いプレーでないし、脅威でもない。
パスで逃げてるのではなく、相手ゴールへ結びつけているのである。
パスの延長線上にゴールがあるのである。

パスの本質＝ＶＡＬＩＥのSOCCER

今一度、自分のパスについて考えてみよう！