我々がゲームを見る上で必ず、結果と内容の両方を見ます。
（当たり前ですが、）
各年代、各カテゴリーのトレーニング内容から、ゲームコンセプトを決めているからです。
上手くいかないのが、勝ちたい気持ちが強くなると、そのコンセプトから外れてしまうこと。
勝ち負けに拘るな、とは云うもの、
やはりプレーヤーはピッチにいる以上、勝利も求めるのは当然の権利である。
だが、あえて言おう。
愚直なまでに自分たちのサッカーをしよう！
どんな強い相手であれ、大きい相手であれ、素早い相手であれ、
我々のプレーするサッカーの究極は、
ボールポゼッションを基盤とした美しく組織的なサッカーだ。
正に、「バルセロナ」のサッカーである。
"バルサは、メッシがいるから強い！" そんな人がいる。
でも違うな、
リオネル・メッシはアルゼンチン出身だが、ラ・マシア育ちだ。
ラ・マシアとは、バルセロナの下部組織の宿舎の意味であるが
メッシが今日あるのは、そこでバルサ流の基本技術を叩き込まれているからである。
メッシのプレー＝バルサのサッカー なのだ。
彼の全ての土台はこのクラブの寄宿舎ラ・マシアで形作られたのだ。
私たちもバルセロナを目指したい。
もちろん不可能かも知れない、だがそこにサッカーの美学を求めないと
サッカーの理想郷を求めないと、我々のクラブの意味がない。
ミスしても、点をとらえても、ボールに触って、触って、触りまくる。
そうして、自分たちのリズムから得点する。
強いチームが上手いわけではない、強いチームのサッカーが美しい訳ではない。
自分たちのサッカーを理解してほしい。
個人技、チームとして局面を打開し、チーム全体でプレッシングをし、攻守の切り替えを素早く行う。
絶えず人とボールが動くサッカー、
ガマンして、ガマンして結果を求めず、
美しい理想郷を求めようではないか！！
レアルがどんなに補強しても、今のバルサには勝てないナ！
主要選手がラ・マシアで育ち、
バルサの血が流れているチームに勝てる筈がないと思う。
何せ、バルサはクラブチームが追い求める理想郷なのだから！
